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2009年 10月 22日
10月17日(土)~18日(日)の二日間、山梨県の境川自転車競技場で第12回全日本トラック選手権大会が開催されました。
例年なら夏に開催されている国内最高峰の大会、今年は時期的なこともあり参加者数こそ少なく寂しい大会になりましたが、全日本プロ選手権、全日本アマ選手権、JOCカップで表彰台に登った選手を中心に、レベルの高いレースが展開されました。 鹿屋も近藤美子(2年)と前田佳代乃(1年)の女子短距離2名のみの寂しい遠征となりました。 全アマでチームスプリントが優勝していましたので鹿児島チームとして新納大輝(2年)らも出場の資格がありましたが、大久保光次(4年)が教育実習のため母校の東北高校に帰ってしまったため断念、アジア選手権でマディソン銀メダルを獲得したトラックナショナルチームの伊藤雅和(3年)もツール・ド沖縄、熊本国際ロード、ツール・ド・インドネシア(ナショナル派遣)に備え走り込みのためエントリーを見送りました。 500mタイムトライアルは前週のアジアカップ(タイ)でも銀メダルを獲得し好調な佳代乃が2位の社会人選手に2秒以上の大差をつけ36秒538の好記録で優勝しました。 佳代乃は昨年もこの種目で優勝していますが前回は強い選手が不在で恵まれた勝利、今回はその時から2秒近く短縮しての中身のある優勝ですので高い評価を与えることが出来ます! 今、日本人女子で36秒台を出せる選手は佳代乃しか見あたりませんので、新女王誕生といって過言では無いでしょう・・・・しかし世界に目を向けるとまだまだ大差があります。 この種目の日本の第1人者として若い佳代乃に大きな期待を寄せずにはいられません! スプリント予選は200mフライングタイムトライアルで行われますが、美子はこの種目に備えて前週の土日に僕とマンツーマンでバンクに入って練習しました・・・・結果は不発でしたが・・・・佳代乃が1位通過、美子が4位通過で1/2決勝で早速の鹿屋対決です! 毎回かなりの確率で前田と対戦するタイムをたたき出す美子のセンスには笑ってしまいます! ![]() 昨年のJrアジア選手権では500TTで佳代乃、スプリントで美子が金メダルを分け合いましたので、今回も美子にはスプリントに拘って欲しかったのですが、美子の技を佳代乃の力が押さえつけて2:0のストレートで佳代乃が決勝進出、美子が3・4位決定戦に進出となりました。 勝負の世界ですので身内とはいえ無情にも序列が付くのは当然です・・・はらはらしても仕方がないので僕はどちらにも肩入れせずにレースを楽しむことにしています。 短距離種目に限れば佳代乃に先行された感のある美子ですが、個人追抜やポイントも走れる点では佳代乃より遙かに高いバランスの良い身体能力をもっていますし、通常のロード練習やレジトレ(筋力トレーニング)でも美子が圧倒的にパフォーマンスを発揮します。 救われるのは、この二人の仲がとても良いこと・・・・美子は佳代乃が入学してから諦めるどころかさらにトレーニングに真剣になったように感じますし、自分より速く走れる後輩を良く可愛がります。 今二人は冬の間に劇的にパワーアップする為の計画を立て始めていますので、来春を楽しみにしていてください! スプリント決勝も3・4位決定戦も社会人選手との対戦となりましたが、いずれも2:0のストレートで勝利し、佳代乃の優勝、美子の3位が確定しました! ![]() ドーピングチェックもあったりして帰りの時間が読めないので、余裕を持たせて都内で一泊するように手配しましたが、今回は参加者が少なかったことなどから思いがけなく早く終了、十分この日の内に帰れたことを後悔している僕を尻目に、二人はしばし普通の女子大生に戻り渋谷の街へさっさと消えていきました・・・・ 勿論月曜日の朝は強行軍、羽田発6:50の飛行機で鹿児島へ飛び急いで大学に帰ると授業に強制復帰、そしてトレーニングも再開・・・・二人は練習始めにチームメイトの前で結果を報告し拍手で祝福を受けた以外、全日本でメダルをとっても何事も無かったかのように、次のステップに進むために集団の中で黙々とペダルを踏み出しました! # by nifs-brt2 | 2009-10-22 10:14
2009年 10月 13日
「女子の強化無くして日本の自転車の発展はない」と考えて活動を続けて来ましたので、先日の国体に女子のエキシビションが導入されたのは嬉しいことでした!
自転車ファンは急増中ですが、日本独自のスタイルである高校の部活動の登録選手はドンドン減っています。 鹿児島も同じ悩みを抱えていますが、ちょっと頑張れば簡単に県代表になれるほど選手がいません。 今回の国体でもそうですが、場合によってはエキシビションに参加した女子選手のトップには勝てないレベルの男子選手までが、本戦出場を果たしているような残念な実態もあります。 10年近く前に日本連盟の全国評議員会議で、僕は「夏国体へ移行する代わりに女子種目とMTBの導入を・・・」と訴えたことがありますが、全国47都道府県中6県の賛同しか得られず、その話は終わりました。 その後に国体改革の名の下に行われた全競技一律の減員で選手が10名から9名、スタッフが3名から2名になってしまい、さらに夏大会と秋大会は合併して今日に至っています。 オリンピック種目にあり国体に無い女子種目はレスリング、重量挙げ、自転車の3競技と聞きました。 こうした競技と連携して何とか国体に女子自転車を導入したいと願っています。 しかし競技の特殊性を訴えるだけではダメでしょうから、自らの試練(改革)も必要になると思います。 全くの私案ではありますが、ご批判やおしかりを覚悟して提言させていただくとすれば、ストレート競技として全国47都道府県から9名ずつ選手を出せる甘えのシステムを変えることから始める必要があると思います。 県大会から九州大会等の地区予選大会を経て本戦出場が出来るようになれば、競争原理も働き自ずとレベルが上がるはずですし、そのことで本戦での技術を含めた能力の差が少なくなり、レース中のつまらない事故も減るはずです。 地区大会を行い現在の全国定員423人を3割(127名)程度減らした上で約100名の女子選手の枠を作れば良いと思います。 併せてオリンピック種目になったMTBとBMXの導入も真剣に考えなくてはならないと思います。 国体期間中に沢山の指導者と意見交換をしましたが、現在のシステムの中でも改善できる事項は沢山あるようです。 一例ではありますが、数年前から3倍の配点になったチーム種目を中心に据えた改善例(私案)を申し上げますと・・・ 1.現在のロード初日と2日目からのトラックレースを逆にする。 2.トラック4日分の初日はチームレースのみの予選、決勝(1~4位)にする。 3.各県9名の選手から団体追抜5名、チームスプリント4名の名簿は大会会場(受付)で登録する。 1と2は大会が始まってからの事故による欠場やレベルダウンを避けるためのものです。 3は両方狙っているチームの選手編成に役立つでしょうし、大会直前の事故等で選手を欠きいずれかの種目にウエイトを置かなくてはならなくなった場合でも復活して上位が狙えることを想定したものです。 いずれにしても競技レベルは上がるでしょうからチームにもファンにも大会主催者にもメリットがある筈です! 政権が変わり国体の存続さえ先行きが見えない気がしないでもありませんが、現場にいるとマスコミで言われるほど国体は白けていませんし、かなり本気なチームが殆どで白熱しています! 一方でせっかく良い走りを披露しても、観客が動員のかかった子供達だけでは寂しすぎます・・・ DJガラパさんらの盛り上がるアナウンスで大会の雰囲気は大きく変わってきましたが、エンターテイメントとして楽しめるプログラムと演出、TVでお馴染みの人気選手を生み出したりするなど、厳しい時代だからこそ知恵を出し合って国体自転車が人気種目になれるよう頑張らねばなりません! # by nifs-brt2 | 2009-10-13 00:15
2009年 10月 08日
国民体育大会の審判で新潟に行ってきました。
レースは5日間でしたが、直前のAO入試受験生を引率して現地まで送り届けるため9月24日(木)に現地入りし、大会終了後は県連盟理事長として県選手団とマイクロバスを3日もかけて持ち帰って来ましたので、10月3日着の延べ10日の長旅となりました。 いつもは選手を引率して選手やチームの立場からレースに参戦していますが、国体だけは鹿屋の選手達も所属する都道府県チームからの出場ですので、選手指導の立場を離れて審判業務で参加させて頂いています。 一応JCF1級審判員の資格を持っていますので、ルールには精通しているつもりですが、実際のルールの運用は実に奥が深く毎回が勉強の連続です。 国体の審判業務に従事するのに理由は要らないのですが、僕の場合はおおよそ次のような考えを持ちながら現場に駆け付けています。 1「何時もお世話になっている連盟や運営組織の皆さんへの恩返し」 2「ルールを深く理解し正しいジャッジを学び、学生の指導に活かす」 3「大会運営の裏側を学び地方組織運営や学生の指導に活かす」 4「全国の裏方的な指導者とのネットワークを広げる」 初日のロードでは初めてCOM1(審判長車)に乗りセクレタリー的役割で審判長のコントロールと裁きを間近で学ばせて頂きました。 ![]() 国体は国民的な行事ですのでロードのコミッセールカーは自衛隊に協力頂いています。 ジープの乗り心地は必ずしも良くはありませんが、無線などの充実した設備と連携の取れた高い技術でかなり助けられることが多いのです。 今回のコースは「天地人」で有名となっている新潟県内でも正に直江兼兼続生誕の地「南魚沼」が会場となりました。 街中から山に向かいハードな登坂を超えてダム湖のテクニカルなコースを抜けて街に帰る1周37kmを少年が3周111km、成年が4周148kmで行われました。 コース設定が最高だったこともあり沿線には本当に沢山の市民の皆さんが応援に出て頂きました。 天気も良く長い時間をかけて準備を頂いた地元の関係者の皆さんの苦労も報われたと思います。 地元のFMラジオ局がライブ中継をしていましたので、状況が手に取るように解り楽しんで頂けたようです。 大会2日目からは弥彦競輪場に移りトラックレースが行われました。 弥彦競輪場はコンパクトで使いやすく緑に囲まれてお世辞抜きに本当に良い所です。 今回は夜のうちに雨が通り過ぎて1日も雨に打たれる事無くレースが終了しました。 これまでの大会では、タイムキーパー、招集、周回打鐘等に従事しましたが、今回はコーナー審判員をさせて頂きました。 ![]() 特に今回は審判長や判定員のジャッジの状況が無線で聞こえてきますので、ルールに乗っ取り公平に判断しながらも、多くの要因を重ね合わせて最終判断が決まっていくプロセスを学ぶことが出来て本当に勉強になりました。 役員宿舎に帰ってからも僕の勉強は続きます。 いつもは選手やチームに辛いジャッジを頂いている顔見知りの役員を捕まえては、解説や他の判断もあることなどを聞き出しました。 まだまだですが、今年は何とか落ち着いてジャッジが出来るようになったような気がします。 自分の関係の選手のレースを見入らないように注意をしていますし、近くを通っても知らん顔をしていることも多いので、選手達はちょっと冷たく感じるかも知れません。 いくらレースを見入らないと決めていても、やはり自転車好きですので感動する場面は多々あります。 特に国体では大声援に応えられた地元の選手の活躍や、最終日の順位決定戦に駒を進めたチームレースを見るだけで、「この選手達やスタッフ達は本当に頑張って来たのだろうな!」と勝手に想像してちょっとだけウルッと来たりしてしまいます。 今回の国体で多くの方々に出会い、学んだことを身近な選手(学生)や県連盟のスタッフにも伝授して行きたいと思っています。 # by nifs-brt2 | 2009-10-08 00:14
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